北原眞実さん(高27回)がバテンレースで   
東京都議会議長賞を受賞
 2010/10/24(0)

 昨年11月発行のメルマガ10号で、後継者不足に悩む高田のバテンレースについて書かれた『雪椿』の記事を読んで、自らバテンレースの技法を習い、板橋に手工芸品店を開いた高27回北原眞実さんのことをお伝えしました。
 その北原さんがバテンレースを始めて5年目の今年、『豊穣〜トラウベン〜』と名付けたバテンレースの作品で東京都議会議長賞を受賞しました。


 受賞したのは財団法人日本手芸作家連合会が主催する第43回創作手工芸展〜新風〜で、多数応募された中で第1次選考を通過した100点のうち第2位に当たる東京都議会議長賞です。展示されている100点の中にバテンレースは一点だけ。北原さんは、「滅びてしまいそうなバテンレースが新潟県の特産手工芸であることを審査員に分かってほしい」と作品と一緒に提出した解説文の中でも強調したと言います。
 バテンレースは木綿の細いブレードで形を作り、その空間を糸でかがっていく技法ですが、かがり方もいろいろありそれぞれに名前がついています。写真を良く見ると、空間ごとにかがり方が違っているのが分かります。気が遠くなるような根気のいる作業です。そのブレードはバテンレースの記事が載った『雪椿29号』を持って駆け込んだ有沢製作所で、彼女が手に入れたものです。今回応募された手工芸の種類は刺繍、粘土工芸、鎌倉彫り、陶芸、染色、七宝焼き、フラワーデザイン、御殿毬、シャドーボックスなど多岐にわたり、個性を強調する多色使いのものが多い展示作品の中で、地色の「青」と木綿ブレードと糸の「白」だけで潔く、見事に『豊穣』を表現している素晴らしい作品でした。
 デザインを起こして作品が完成するまで約1年が費やされ、折にふれて様子を伺っていた同期生として北原さんにお祝いの言葉をかけたところ「バテンレース、一緒にやろう」という言葉が返ってきました。

 なお、過去にもバテンレースに関する記事を取り上げていますので、ご参考まで。
http://www.takada.gr.jp/topics/091114baten/091114_baten.htm

■受賞した北原眞実さんの作品の写真
 
 
 
 


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