高高の校庭にあった「ささと少年」にまつわる話
2010/03/27
 昭和4811月、旧第1校舎と第2校舎の間に高田高校創立百周年を記念した庭園が完成しました。その記念庭園の噴水の真ん中、塔の上に設置された「ささと少年」のブロンズ像をご記憶の方も多いと思います。笹の葉を片手で持ち上げ、喜んでいるのかおどけているのか、踊っているような姿の少年の像です。

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<『百周年を終えて』口絵>


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<新校舎中庭の「ささと少年」像>
   制作者は高2回卒業の彫刻家故岩野勇三さん。当時東京にお住まいだった岩野さんが、母校の百周年を記念して制作、自ら自家用車で運び込み寄贈されたのだそうです。岩野さんの「いつも、笹を始めとする草々の生命力には驚かされる。どんなに冷たい雪があっても、その生命力で雪を割ってまで生えてくる笹のように粘り強く生きろ」というメッセージを、「ささと少年」像は真新しい校舎の中庭でも変わらぬ姿で平成の後輩たちに語りかけています。
 先ごろ岩野勇三さんの個展が世田谷のギャラリーで開催されたことをきっかけに、「ささと少年」像のことを調べていたところ、偶然横浜市に同じ姿の像があることがわかりました。インターネットで見つけた写真を頼りに、行方の分からない旧友を訪ねるような気持ちで関内駅周辺を捜し歩くこと二度目にして、やっと「笹と少年」像を発見することができました。
 


 ★ 伊勢佐木町の笹と少年 ★

 

   母校の像と横浜の像、どちらが先にできたものかわかりません。しかし再会した横浜の「笹と少年」像は当時と変わらない姿で、35年の歳を重ねた私を迎えて「よくここがわかったね。待っていたんだよ」と語りかけてくれたような気がしました。東京支部会員の皆様も大都会横浜で出会える母校の面影に会いにいらしてはいかがでしょう。横浜市営地下鉄伊勢佐木長者町駅2番出口の真上にあります。JR関内駅からは大通り公園をまっすぐ伊勢佐木町方面に歩くと56分で地下鉄伊勢佐木長者町駅に着きます。



★ 別のアングルから ★


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