「雪太郎の初恋物語」という名前のそのジャムは上越市牧区の特産品です。口にした安倍晋三首相(当時)が「意外だ、美味しい!」と感想を洩らしたそうです。聞きようによっては何とも失礼な感想ですが、素敵なネーミングのこのジャムが大根のジャムと聞けば納得できるエピソードです。ある雑誌の地方の名物紹介ページで見つけたこの記事に好奇心がかきたてられて、どうしても試してみたくなりました。

 なぜ大根をジャムに?どんな味?甘いの?辛いの?…頭に浮かぶ数々の疑問。早速届いた大根ジャムを一口食べてみました。控えめな甘さの中に、しっかりと大根の味も感じられます。塩味のクラッカーに乗せれば何枚でも食べられます。「意外だ、美味しい!」というのは実に的確な感想だったのです。

 その「雪太郎の初恋物語」誕生の陰には、農村の抱える問題の数々を克服しようと立ち上がった農家の方たちの取り組みがありました。高冷地を活かした辛みと筋の少ない大根づくり、その大根を活かした特産品づくり、農作業の集約化、高齢化に対応する福祉サービス、女性が就農しやすい環境づくり、「大根いっぺごと祭り」などイベントを通したPRなどの取り組みが、1997年新潟県の「一村一価値づくり事業」で大賞を受賞、2006年には「立ち上がる農山漁村」のベスト4に選ばれ首相官邸に招かれました。安倍元首相の名言?はそのときのエピソードです。
 大根のジャムをどこかで見かけたら、それは故郷の新しい味。一口お試しください。


清水(高27)

上越市牧区の特産品 「雪太郎の初恋物語」
100g400円、高さ7cmくらいのビンに入っています。


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ふるさとの名品(雪太郎の初恋物語)
2009/04/11